冬の森~彩度のない世界~
12月14日(土) 弥勒山(437m)
注意画像あり!!!!!
夏の間、あんなに生き物たちで溢れていた里山。
冬。その痕跡を探しにやってきたが、そこは静寂に包まれ、色をなくした森。
彩度を無くした世界。
命の残骸。
空は青く空気は澄んで、木々が葉を落とし明るいのが救い。
ときどき小鳥たちの声がする。
生き物の気配はないが、決して死に絶えた訳ではない。
昆虫なら、あるものは卵で、あるものは幼虫や蛹で、またあるものは
成虫の姿で冬を越そうとしている。
トカゲやヘビは冬眠中だ。
夏、暑さを和らげてくれた尾根を吹き上がってくる風が、今は冷たく、身に凍みる。
アルコールバーナー(嫌な匂いはなくなりました)でお湯を沸かし食事と珈琲。
風が冷たくゆっくりしていられない。
キノコたちは生きているのか?死んでいるのか?
かろうじて生きていた蜘蛛たち。
だが巣はぼろぼろ、動く気配はなかった。
植物たちが何とか世界に色を与えてくれていた。
次は真っ白な世界に行こう。