機械まんじゅう
忘れられない味がある。
子どもの頃、母の実家のある岐阜に帰省するとき、
母がよく手土産として買っていた
今は無き新岐阜百貨店のまんじゅう。
今川焼を小振りにしたような形で、中は白あん。
20個、30個と買っていた記憶がある。
うちの一族では何故か「機械まんじゅう」と呼んでいた。
が、正式には「ミルクまんじゅう」と言うらしい。
叔母さんたちも買ってきたりして「はい、機械まんじゅう。」
などとじいちゃん、ばあちゃんに渡していた。
今でも買えるところはないか探してみた。
大阪の大丸に大丸饅頭なるものがあった。
京都のロンドン焼きというのも同じものらしい。
そうそう、こんな機械が回っていたなあ。
「機械まんじゅう」の名の由来か?
焼印以外はまさにこれ。
新岐阜の焼印はどんなのだったか記憶にない。
また食べてみたいが、食べない方がノスタルジックな気分に浸れて
いいのかも、と思ったりする。