ながら族
マインドフルネスなる瞑想?が流行りという。元々は座禅から派生したものということだが、要するに、雑念を払い「今目の前で起きていることだけに集中する」というのが肝らしい。
例えば食事をするときは食べることだけに集中し、香りを楽しみ一口ずつ味を噛み締める。ご飯と一緒におかずに口に入れないのが大切。最近の子どもはやるらしいけど、無理。
せっかちなので色んな事を同時にやって短時間で済ませたい。運転しながらの食事もするし、テレビを見ながらブログを書き、お風呂で歯を磨き、ビール片手に本を読む。頭の中はもっと色んな雑事に満ちている。典型的なながら族。
暖かく晴れ渡った今日、低山を徘徊。
予めコースを決めることはせず気ままに歩いた。
気付けば、歩くことに集中していた。
次の一歩、またその次の一歩と。
そうか、これが集中するということか。
なるほど、いつもは取り留めもなく湧いてくる雑念や妄想も浮かんでこない。
鳥を撮る時もそれだけに集中。
ヤマガラが頭に乗ったり、時にはレンズに止まったりした。
噴煙は未だに上がっている。
山に登る理由の一つを知ったマインドフルな一日。