ルートロス
夜な夜な、ぎんなんの殻剥きに精を出しすぎて、というわけではないが、
ここ数日、ちと風邪気味でPCを点ける気力もなかった。
これは3週間山から遠ざかってるからだと思い、今日かねてから行きたかった山へ向かった。
行先は鈴鹿山脈の槍、鎌が岳(1161m)~入道ケ岳(906m)。
日の出とともに登り始めようと5:30に出発。すぐ高速に入る。
ここで、カメラを忘れたことに気付いた。カメラを入れたバッグには地図も入っている。
「何たる失態!」
まっいいか。スマホはあるし、標識も整備されているだろう。
この「まっいいか」でこれまでの人生、どれだけ痛い目に遭ってきたことか。
今日もこのあと痛い目に遭います。
さて登山口の宮妻峡キャンプ場に到着。
駐車場のもみじは真っ赤。
6:45カズラ谷コースで登り始めます。
カズラ谷というだけあり、しばらく沢沿い。
ここで「ピイッーピイッー」という鹿の声。白いお尻だけ見えた。
すぐ沢を外れ樹林帯へ。
ロープがあったりしますが使わなくても大丈夫。
地球のパワーを思い知る。
紅葉は真っ盛り。気持ちのいい道。
が、登山道に降り積もった大量の落ち葉でツルツル滑る。
ここで雲母(きらら)峰からの道と合流。尾根道になります。
岳峠から見たこれから登る鎌ケ岳。岩岩で楽しそうwww。
伊勢湾の眺め。富士山は・・・見えない。
鎌ケ岳、山頂。先客は2人だけ。おそらく激込みの御在所岳にしなくてよかった。
鎌ケ岳山頂からその御在所岳を望む。
ふたたび岳峠を経由して鎌尾根を行きます。
巾50cmほどの登山道は三重県と滋賀県の県境。気持ちいい!!!
しばらく歩くとテントを貼るのに良さそうな場所が。水さえあれば縦走できそう。
このコースほんとにいろんなバリエーションがあって楽しい。
こんな場所や。
こんな場所も。
しかし、ここまで来る間にちょこちょこ道を間違えている。
数メートル進んで気付くというパターン。赤テープなどはあるのだが、時々不明瞭だったり
踏み跡がはっきりしない場所があるのだ。
水沢岳で大休憩。
入道ケ岳に向かいます。
逆回りで登ってくる人と多くすれ違う。
この辺り花崗岩が風化した砂で滑ります。
この辺でスマホのバッテリーが怪しくなり写真も少なめ。
この何の変哲もない写真。
ここでガサガサと音がしたので何か動物がいるな、と探していたら、
リスがっ!
山でリスに遭ったのは初めて。で撮ってみたが写ってない。。。
入道ケ岳までも尾根道が続く。
重ね岩。高さ3mほど。
御在所岳ほどではないが奇岩も多い。
入道ケ岳の山頂が見えてきた。
山頂。
鎌ケ岳とも御在所岳とも違い背丈の低い笹や草で覆われた台地状。
伊勢湾、濃尾平野が一望にできる。
鈴鹿の山々はそれぞれ個性があって面白い。
昼食を摂る人たちで賑わってました。
僕もしばし横になって休憩。
この後、下山するんですが、
二度目の「何たる失態!」
20分ほど下ったところでコースを間違えたことに気付く。
20分下ったってことは30分は登って引き返さねば。。。
やはり地図は必携ですね。
登り返して正規ルートへ。
尖った鎌ケ岳がカッコいいなあ。
ここからの下山もさんざん迷った。
やはり踏み跡が薄く、赤テープのまばら。
暗くなるまでに下山できないかもと不安が胸をよぎったりしたが
なんとか着いたようだ。ホッ。
合計7時間、今回は何かと教訓の多い山行となりましたがコースはとても面白い!
おすすめです!
駐車場のもみじは朝より更に鮮やかになっていた。
おまけ
鍋の締めに炊いてあった銀杏ご飯を投入して雑炊に。
山と雑炊で大汗かいて風邪も完治したかな。