山で見かけたあんな人こんな人
世の中いろんな人がいるもので、当然山にもいろんな人がいる。
この週末、甲斐駒ケ岳(2967m)に登った。
登山口の北沢峠テント場でおでんを食べながらビールを飲んでいると、
どこからかハミングが聞こえてくる。
見ると5mほど先のテントの主、60代と思しきお父さんが歌っていた。
初めは、山にいる楽しさのあまり歌ってるんだろうなと思ったのだが。
そのハミングは延々と止むことなく続いた。。。
起きている間中、無意識に出ているものらしい。
何を歌っているのかは最後まで判らなかった。
翌朝、夜明け前から歩き出し
こんな景色や
こんな景色を見ながら
こんな巨岩や
こんな岩場を楽しみ
こんな所を歩いて
登頂。
山頂には数日前に降ったという雪が。
これは、その山頂にある三角点なのだが、
なんと、ここに座って食事している若者がいるのには驚いた。
僕はそうでもないのだが、三角点の写真を撮ったり、タッチしたりしたい人がいる
のを知らないのだろうか?
下山は雪のように白い花崗岩のザレ場を下る。
さて、六合目を過ぎハイマツ帯を下っているとき、登ってくる二人の山ガールが目に入った。
一人目とすれ違いざまに「こんにちは。」と声を掛けるも返事がない。
二人目にも「こんにちは。」
No reply.
こんな時たいてい返事があるものなので、お顔を拝見すると
オカマちゃんでした。
通り過ぎたあと背後から野太い話し声が聞こえてきた。
いや、別に彼らに偏見はないし、オカマだって登山好きはいるとも思うしいいんだけど。
ちょっと驚いただけで。
しかし、山好きがオカマになったのか、オカマになった後、登山を始めたのかどっちだろう。
どっちでもいいか(笑)
朝は薄暗くて気付かなかったが、麓は美しい苔の森。
秋のアルプス、これにて終了。